Vetter、新たな治験薬製造拠点の着工を記念して起工式を実施

Teilnehmer der feierlichen Zeremonie zum Baubeginn des neuen klinischen Produktionsstandorts (von links nach rechts): Tom Kikta, Wolfgang Kerkhoff, Gunther Strothe, Susanne Lemaine, Udo J. Vetter, Andrew Goczkowski, Thomas Otto, Thomas Rübekeil, Henryk Badack, RT Evans.

医薬品サービスプロバイダーがシカゴ近郊で拠点を拡大

  • 製造拠点は2029年末までに本格稼働を開始予定
  • 最先端の製造工程を実現する包括的アプローチを採用した最新施設
  • 臨床開発初期段階における充填能力拡大のニーズに対応

 

ドイツ・ラベンスバーグおよびイリノイ州デスプレーンズ―2025年6月27日 – 医薬品受託開発製造機関(CDMO)のグローバル・リーディング企業であるVetterは、6月26日、デスプレーンズでの新たな治験薬製造拠点の着工を祝い、正式な起工式を行いました。独立系の医薬品サービスプロバイダーである同社は、今年4月に新拠点の建設許可を取得しました。約2億8,500万ドルを投じたこの新施設は、初期の臨床開発段階において高品質なサービスと医薬品を提供するというVetterの姿勢を明確に示すものです。

「現在の経済情勢において、Vetterのような国際的企業がここシカゴ郊外での拠点拡大に多額の投資を行うことは、明るい兆候といえます」とデスプレーンズのAndrew Goczkowski市長は述べています。「この新たな施設は、住民に質の高い雇用を生み、地域経済の活性化につながるでしょう。Vetterをデスプレーンズの大切な一員として迎えられるのは、大変喜ばしいことです。」

Vogelperspektive des aktuellen Vetter-Standorts in Des Plaines, auf dem die neue Produktionsstätte gebaut wird.
デスプレーンズにある現在のVetter拠点の俯瞰写真。
ここに治験薬製造施設が建設される予定です。

敷地内では4月から先行工事および地盤整備作業が開始されており、Vetterは無菌製造に対応した、16万平方フィートの治験薬製造施設の建設を計画しています。同施設には、医薬品の材料調製のための新たなプロセスエリアも整備される予定です。付帯施設として、倉庫やラボ、オフィスなどのサービス部門施設を新設します。この治験薬製造拠点は2029年末までに本格稼働を開始する予定であり、その後、現在スコーキーで行っているVetterの治験薬製造業務を移転することも計画されています。

「本日の起工式で、弊社は継続的な拡大計画における重要な節目にまたひとつ到達しました」とアドバイザリー・ボードの議長で経営者一族のひとりである、Udo J. Vetter名誉評議員は述べています。「この新拠点は、弊社の治験薬製造業務および製造能力(キャパ)の強化を象徴するものですが、それに加えて米国におけるVetterのプレゼンスをさらに拡大することでしょう。2009年に米国での製造業務を立ち上げた際に弊社を受け入れ、成功のために支援してくださったIllinois Science + Technology Parkのホスピタリティに心より感謝の意を表します。そして今、この野心的なプロジェクトを正式に始動できることを、大変嬉しく思っております。」

Vetterの代表者たちは、デスプレーンズ市の関係者や他の来賓とともに起工式に出席し、米国での事業拡大に向けた次なる段階の幕開けを祝いました。式典では、施設の計画や、Vetterの医薬品製造事業におけるグローバルネットワークでの役割に焦点を当てたスピーチが行われました。

Teilnehmer der feierlichen Zeremonie zum Baubeginn des neuen klinischen Produktionsstandorts (von links nach rechts): Tom Kikta, Wolfgang Kerkhoff, Gunther Strothe, Susanne Lemaine, Udo J. Vetter, Andrew Goczkowski, Thomas Otto, Thomas Rübekeil, Henryk Badack, RT Evans.
起工式の様子。デスプレーンズにおける
新たな治験薬製造拠点の正式な始動を祝うVetterの代表者と来賓。

事業拡大の柔軟な選択肢

「本施設は、米国における弊社の新たな成功の第一歩となるものです」とVetterのマネージング・ディレクターであるHenryk Badackは語ります。「オーストリア・ランクヴァイルの治験薬製造拠点とこの新施設によって、弊社は顧客の高まる医薬品開発における需要に応えていきます。また、革新的な医薬品候補の低用量注射剤を中心に、重要な初期開発段階における信頼されるパートナーとしての業界内での地位をさらに強化していきます。」

デスプレーンズ地区のVetterの既存の建物はそのまま維持されます。また、19エーカーの敷地は、将来的な拡張に十分なスペースも備えています。今後の拡張計画は、グローバル市場の動向や顧客の需要、そしてドイツおよびオーストリアで現在進行中のVetterの追加投資プロジェクトの状況を踏まえて検討されます。

1950年にドイツ・ラベンスバーグで薬局として創業した、独立系のファミリー企業であるVetterは、今年で75周年を迎えます。品質の追求と責任の遂行に努め、世界中の患者さんの生活の質の向上を使命に掲げ、取り組みを続けています。

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